■ 高精度・低消費電流RTCモジュール <RV-8803-C7> 一年間での時計誤差

 < 型番 : RV-8803-C7 >
<カタログスペック>
 ・±1.5ppm以内(0〜+50℃) (月差:3.9秒相当・動作温度範囲含めて)

 ・±3.0ppm以内(-40〜+85℃) (月差:7.8秒相当・動作温度範囲含めて)
 ・0.24μA Typ.@+3.0V の超低消費電流 (時計保持動作時)
 
 ・データシート

■実際の1年間動作での時計誤差の測定


 上記の RV-8803-C7 をサンプル数=21個にて実際に1年間連続通電動作させて 開始時と終了時の時刻の誤差を測定しました。


  @最初の電源投入時に、インターネット時刻(NTP時刻)に合わせて I2C経由で<RV-8803-C7> の時刻を設定します。
   ↓
  Aそのまま一年間通電動作を継続
   ↓
  B1年後にI2C経由で時刻を読込み、インターネット時刻(NTP時刻)との誤差を測定しました。
  
 (電源電圧=+3.0V にて、室温環境にて)

 No. 時刻設定時  開始時内部
1Hzクロック偏差 
   時刻読取日  経過日数   一年間での
時刻ズレ(秒)
 偏差換算
 1  2017-05-04 +0.06ppm     2018-05-12  1年 + 8日  0:00:08 約 0.25ppm 
 2   〃 +0.01ppm      〃    〃  0:00:07 約 0.22ppm 
 3   〃 -0.03ppm      〃    〃  -0:00:02 約 -0.06ppm 
 4   〃 -0.03ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 5   〃  +0.23ppm      〃    〃  0:00:10 約 0.31ppm 
 6   〃  +0.30ppm      〃    〃  0:00:17 約 0.52ppm 
 7   〃  -0.13ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 8   〃  +0.30ppm      〃    〃  0:00:15 約 0.46ppm 
 9   〃  -0.05ppm      〃    〃  0:00:05 約 0.16ppm 
 10   〃  -0.14ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 11   〃  -0.20ppm      〃    〃  -0:00:01 約 0.03ppm 
 12   〃  -0.44ppm      〃    〃  -0:00:03 約 -0.09ppm 
 13   〃  +0.34ppm      〃    〃  0:00:17 約 0.52ppm 
 14   〃  -0.31ppm      〃    〃  -0:00:03 約 -0.09ppm 
 15   〃  -0.20ppm      〃    〃 0:00:03 約 0.09ppm 
 16   〃  -0.25ppm      〃    〃  -0:00:01 約 -0.03ppm 
 17   〃  -0.45ppm      〃    〃  -0:00:05 約 -0.16ppm 
 18   〃  -0.22ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 19   〃  -0.21ppm      〃    〃  0:00:01 約 0.03ppm 
 20   〃  -0.13ppm      〃    〃  0:00:01 約 0035ppm 
 21   〃  -0.43ppm      〃    〃  -0:00:02 約 -0.06ppm 
               
           平均 0:00:07 約 0.22ppm 
           最大 0:00:17 約 0.52ppm 
           最小 -0:00:05 約 -0.16ppm 

※テスト結果について

  上記は今回テストを行ったサンプルでの実測結果であり、メーカー保証値(仕様値)ではありません。
  実際のご使用の際にはメーカー仕様値を元にご検討下さいます様にお願い致します。


※初期偏差の影響

  経時・経年での時刻の誤差は内部クロックの『基板実装後の初期周波数偏差』 が大きく影響します。
  初期偏差は『メーカー出荷時の偏差』 + 『リフロー実装時の周波数変化値] の合計になります。
  (基板実装後に個別にレジストで周波数調整を行うことは可能です)

  今回のテストでは比較的、リフロー実装後の周波数センターの揃いが良く、そのため年間の時刻誤差も
  かなり小さな値になっていました。また一年後の同じ時期で再計測しているので、温度差の影響も少なくなっています。
 
(上記のテストは弊社事務所内=神奈川県川崎市、日中営業時間内はエアコンを稼働している環境で行っています)
  ( RV-8803-C7 の温度特性データはこちらご参照下さい)

※ 温度補償による高精度
  RV-8803-C7は高精度の温度補償タイプのため、周囲温度の変化による影響が非常に小さく抑えられます。
  そのため長期でも温度補償されていないリアルタイムクロックよりも時刻誤差の"蓄積"が小さく抑えられます。



※ 長期間動作での時計の誤差が非常に小さい理由
<内部クロックの周波数温度特性>

RV-8803-C7 は温度変化に対する周波数変化が
非常に小さくかつ傾きもリニアなため温度変化のある
環境でも 『時計の遅れの蓄積』 は非常に小さく抑えられます。

・通常のRTCは温度変化があると(高温側でも低温側でも)
周波数が"低い方"にシフトし、時計としては遅れていきます。
そのため温度変化のある環境では『時計の遅れの蓄積』が
多くなり次第に大きな誤差になります。




 




※経年変化の規格値
 
<RV-8803-C7> の経年変化の規格値は以下です。 
  @『±3ppm以内/初年度』・・・・初回のリフロー時の周波数変化を含んだ経年変化
  A『±3ppm以内/2〜10年目』・・・・2年目から10年目までの9年間での経年変化
                        ( ∴ 0.333ppm以内/年 )


 → その他の RV-8803-C7 の特性評価データ(温度特性・消費電流 他 ) はこちらから

 → RTCモジュールの TOP へ戻る


Copylight (c) Tamadevice.co.ltd . ※ サイト内のコンテンツの無断転用はご遠慮下さい。

| お問合せ先 | プライバシーポリシー
| サイトマップ |