■ 高精度・低消費電流RTCモジュール <RV-8803-C7> 一年間での時計誤差

RV-8803-C7 のデモ用ボードを用いて、サンプル数=21個にて、一年間の通電試験を行い時刻の誤差を測定しました。

<テストに使用したデモボードを搭載した治具基板>



@最初の電源投入時に、インターネット時刻または電波時計時刻に合わせてI2C経由で<RV-8803-C7> の時刻を設定します。
 ↓
Aそのまま一年間通電動作を継続
 ↓
B1年後にI2C経由で時刻を読込み、インターネット時刻(NTP時刻)との誤差を測定しました。
 
(電源電圧=+3.0V にて、室温環境にて)

 No. 時刻設定時  開始時内部
1Hzクロック偏差 
   時刻読取日  経過日数   一年間での
時刻ズレ(秒)
 偏差換算
 1  2017-05-04 +0.06ppm     2018-05-12  1年+8日  0:00:08 約 0.25ppm 
 2   〃 +0.01ppm      〃    〃  0:00:07 約 0.22ppm 
 3   〃 -0.03ppm      〃    〃  -0:00:02 約 -0.06ppm 
 4   〃 -0.03ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 5   〃  +0.23ppm      〃    〃  0:00:10 約 0.31ppm 
 6   〃  +0.30ppm      〃    〃  0:00:17 約 0.52ppm 
 7   〃  -0.13ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 8   〃  +0.30ppm      〃    〃  0:00:15 約 0.46ppm 
 9   〃  -0.05ppm      〃    〃  0:00:05 約 0.16ppm 
 10   〃  -0.14ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 11   〃  -0.20ppm      〃    〃  -0:00:01 約 0.03ppm 
 12   〃  -0.44ppm      〃    〃  -0:00:03 約 -0.09ppm 
 13   〃  +0.34ppm      〃    〃  0:00:17 約 0.52ppm 
 14   〃  -0.31ppm      〃    〃  -0:00:03 約 -0.09ppm 
 15   〃  -0.20ppm      〃    〃 0:00:03 約 0.09ppm 
 16   〃  -0.25ppm      〃    〃  -0:00:01 約 -0.03ppm 
 17   〃  -0.45ppm      〃    〃  -0:00:05 約 -0.16ppm 
 18   〃  -0.22ppm      〃    〃  0:00:02 約 0.06ppm 
 19   〃  -0.21ppm      〃    〃  0:00:01 約 0.03ppm 
 20   〃  -0.13ppm      〃    〃  0:00:01 約 0035ppm 
 21   〃  -0.43ppm      〃    〃  -0:00:02 約 -0.06ppm 
               
           平均 0:00:07 約 0.22ppm 
           最大 0:00:17 約 0.52ppm 
           最小 -0:00:05 約 -0.16ppm 

※経時・経年での時刻の誤差は内部クロックの『基板実装後の初期周波数偏差』 が大きく影響します。
  初期偏差は『メーカー出荷時の偏差』 + 『リフロー実装時の周波数変化値] の合計になります。
 (基板実装後に個別にレジストで周波数調整を行うことも可能です)
 初年度のエージングとしてはリフロー実装時の周波数変化が最も大きくなります。


※今回のテストでは比較的、リフロー実装後の周波数センターの揃いが良く、そのため年間の時刻誤差も
  かなり小さな値になっていました。また一年後の同じ時期で再計測しているので、温度差の影響も少なくなっています。
 
(上記のテストは弊社事務所内=神奈川県川崎市、営業時間内はエアコンを稼働している環境で行っています)
  (温度変化の影響=温度特性データはこちらご参照下さい)

※ RV-8803-C7は高精度の温度補償タイプですが、温度変化の影響はゼロではありません。
  周囲温度の変化により、内部の基準クロックの精度もわずかに変化します。
  そのため時刻誤差も温度変化によりわずかに"前後"します。
 (一般に温度補償されていないリアルタイムクロックの場合は温度変化があると主に遅れていく方向のみ→理由


※上記結果ではカタログ仕様値からの計算値よりもかなり良い値が出ていますが、実際のご使用の際には
  くまでも仕様値を元にご検討下さいます様にお願い致します


※基板実装後の経年変化に関しては内部クロックの水晶振動子自体の経年変化量が支配的です。
  RV-8803-C7の内部の振動子は経年変化が非常に少なく、RTCモジュールとしての時刻誤差も小さな値になっています。

※ <RV-8803-C7> の経年変化の規格値は以下です。 
  @『±3ppm以内/初年度』・・・・初回のリフロー時の周波数変化を含んだ経年変化
  A『±3ppm以内/2〜10年目』・・・・2年目から10年目までの9年間での経年変化
                        ( ∴ 0.333ppm以内/年 )



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